大●と旅人

インドのコルカタを旅していたときのこと。

日本人の貧乏旅行者が溜まる安宿に宿泊したことがあります。
その宿には海外旅行初心者の学生から、50代の長期旅行者まで、いろんな人たちがいました。

ある日、日本を発って3日目という初心者の若者2人組が、少し興奮気味で町から宿へ戻ってきました。
初めて大●を買ってきたので、これから吸引するというのです。
長期旅行者にとっては珍しいものではないらしく、長期旅行者は、あまり吸いすぎるなよ、中毒にならない程度にな、と言葉をかけていました。
2人組は既に大●が効いているのではないかというくらいのハイテンションで、いってきまーす、と言って自室にこもりました。

しばらくすると、2人組が眼を真っ赤にして涙を流しながら部屋から出てきました。
「大●ってぜんぜん気持ち良くないっすねぇ、煙ばっかで涙が出て喉が痛いっすよう・・・」
開けた扉からは白い煙がモウモウと排出されています。
「いったい何をヤッたんだ?」
長期旅行者の代表者が訊きました。
「●●ファナとハッ●●です」
「ここに持っておいで」
若者は自室に引き返し、2種類の大●を持って戻ってきました。
「どわー、これは強烈だ! 大●どころの騒ぎじゃないぞ」
代表者が驚きの声をあげると、まわりにいた人たちがそのブツに注目しました。

「キミが●●ファナだと思っていたこの草は、乾燥した芝生だ! ハッ●●だと思っていたものは、牛の糞だ!」
騙されて芝生と糞を買わされていたのだから、そりゃ涙も出るだろう、情けなくて。

結局この2人組は「2度と大●はしない」と誓ったそうです(正確にいうと、一度も体験していないのですが)。
みなさんも、くれぐれも見知らぬ土地であまりにも危ない橋は渡らないように!